私たちの中にある顕在意識と潜在意識は、「氷山の一角」にたとえて説明されることが多く、ご存じの方も多いかもしれません。アニマルコミュニケーションにおいて、とても重要なところなので少しお話しさせてください。

まず、下の写真の 水面から出ている部分が『顕在意識』水面下に隠れている部分が『潜在意識』を指します。潜在意識の占める部分の方が圧倒的に大きく全体の約9割を占め、しかもその部分は、本人にもはっきり自覚できていない(無意識)と言われています。

え?逆じゃないの!?と思いませんか? 私は最初 そう思いました(笑)

そして、顕在意識は「左脳」、潜在意識は「右脳」により管理されていると言われています。

顕在意識

顕在意識とは、見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触るという人間の五感を通して得られる情報、また、それらから生ずる認識のことを言います。

私たちが意識できる部分はここです。ここを使って色んな事を感じたり、考えたり、物事を決定したりしています。認識・理解して、分析を行い、理論的に情報処理をする。

それが、たった 3〜5% 程度です! 

一生懸命 考え…悩み…グルグル回る思考に振り回され疲弊して、考えることを放棄して「どうにでもなれー!」みたいな経験ありませんか? 若い頃、私はそんなことしょっちゅうでした(笑)

でも、それがたった3〜5%の領域でグルグルしていたわけです。

左脳の処理速度は遅く、容量も大きくないので、新しい記憶が増えると上書きされてしまうんだそうです。

ちなみに、アニマルコミュニケーションは右脳を使います。最後に少し詳しくお伝えしますので、ここでは簡単にお話しますが、顕在意識と潜在意識の境目といわれている「変性意識」という状態で動物さんとお話します。そして、私たちが顕在意識で認識できる言語に置き換えて、見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触るという人間の五感の表現を利用してお伝えします。

潜在意識

この意識は、感じたこと・創造や洞察力・直観などの無限な情報があらゆる引き出しに収まっているような感じです。

こちらは、なんと 95〜97% 程度!

無意識の部分がそんなにあるなんて…と、なんだか信じ難さもあるかもしれませんが、呼吸や瞬き、条件反射など自分の体でも無意識に動いているところはたくさんありますよね。そして、現実を作っているのは…実は、こちらの潜在意識。(引き寄せの法則など)

私は一番最初にこれを知った時、本当に衝撃でした。なんかもう…本当に、色々悩むのやめよう…って思いました(笑)直感に従え!ってやつですね。潜在意識が自分自身の大半を占めているならば、こちらが本来の自分自身ですよね。余計な思考を取っ払った ”本当は自分はどうしたいんだろう?”、”どっちを選ぶべき?” の答えが、自分の中(潜在意識)にあるということです。

高価なものを買う時など、どれにするべきか必死に情報を集めて分析して判断しようとしても、結局は最初に良いと思うことろに行きつく、というのは結局…顕在意識をフルに働かせてたところで、潜在意識の部分の判断に至った・・ということですよね。また、集めた情報から判断して買ったはいいものの、やはりあっちにすれば良かった…というのは、顕在意識を使って判断したけど、潜在意識の自分がそっちじゃなかったよー!と言ってるんですね(笑)

決して顕在意識の判断が悪いと言っているわけではなくて、人の目を気にせず、情報に惑わされず、本当は自分は純粋にどっちがいいのか!というのは、どこの判断がポイントなのか…ということです。

潜在意識がもっとも発揮されやすいのは、ぼーっとしていたり、半分眠っている状態の時や、夜、眠りに入ろうとする直前と言われています。この状態の意識を変性意識といいます。いわゆる瞑想状態の時もこんな感じです。いわば、考えたり判断したりする力を最低限保ちつつも、最高にリラックスした状態の時です。顕在意識と潜在意識の境目のあたりの意識です。

アニマルコミュニケーションとの関係

先ほど簡単にお伝えしましたが、共通言語を持たない動物さんたちの意識を受けとり、私たちの認識できる言葉に置き換えるアニマルコミュニケーションは、この潜在意識の領域変性意識と密接な関係があります。

私はアニマルコミュニケーションをする前に自分を変性意識の状態にもっていきます。右脳が優位な状態にもっていくという事です。動物さんたちの意識を受け取るための準備です。変性意識の状態への持っていき方は、それぞれのコミュニケーターにより様々だと思います。

私は、いわゆる瞑想とは少しちがうのですが、恩師から伝授してもらった方法を用いて変性意識の状態にもっていきます。

実は、3歳ぐらいまでは左脳より右脳が断然優位なんだそうです。産まれたばかりの赤ちゃんも言葉を話せなくても、様々な事を感じ、意思を伝えたり、周りの人間の感情を読み取ったりしています。お腹にいる頃から動物さんともコミュニケーションをとっていたりします。

人は、幼少期にものすごい勢いで無意識の領域で様々な事を記憶し、一歳程度で意味を理解しながら言葉を発するようになっていきますが、言語が発達してくると少しずつ左脳優位になり、右脳はあまり使わなくなっていくそうです。

右脳を使うアニマルコミュニケーション

アニマルコミュニケーションをするには、眠ってしまっていた右脳の働きを活性化させ訓練します。言語を使わない動物さんとお話しするためには欠かせない訓練です。

ここまでお伝えしたところで、アニマルコミュニケーションが特殊能力ではなく、もともと誰もがもっている人としての能力を使っているのだということが伝わりますでしょうか。”もともと自分は動物さんとお話ができる” という方もたまにいますが、おそらくそういった方は、幼い頃からずっと右脳優位な状態で生きられている方なのではないかと私は思っています。

私は、アニマルコミュニケーションに出会った頃、かなり左脳優位な状態だったので、本当に本当にたくさんの訓練をしました。

訓練は、とにかくたくさんの動物さんとお話しするのはもちろんですが、生活の中でも今もなお、左脳より右脳を使う意識を大切に暮らしています。例えば、思考を働かせずに直感で物事を決めたり(瞬時に決める)、体の感覚を使って選んだり、あとは…ボーッとするとか、番号を記憶する時も数字を覚えようとせず、カシャ!っと写真を撮るように感覚でみる…など。そんなふうにしてると、右脳の力がどんどん引き出され、本当に動物さんから受け取れる情報量が増えてくるのがおもしろいのです。

左脳より右脳を使う意識、皆さんもぜひやってみてください。それだけで自分らしく肩の力を抜いて生きられる人が増えるのではないかと私は思っています。

そして、無意識に動物さんからのメッセージを受け取れる飼い主様も増えるのではないかと思います!

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